ピンク系ダイヤモンドの色起因と現状
一つはⅠ型のピンクダイヤモンド、もう一つはⅡa型のピンクダイヤモンドです。
皆さんが良くご存知のオーストラリア、アーガイル鉱山のピンク系ダイヤモンドはⅠ型で、地中で熱やとてつもない外的圧力などによって割れる寸前まで耐えたダイヤモンドの結晶構造にひずみが起きてピンク色になると考えられています。
ダイヤモンドの結晶にひずみを生じさせる力なんて想像も出来ませんね。このためにアーガイルのピンク系ダイヤモンドは、クラリティグレードがあまりよくないダイヤが多いです。でもそれをも上回る色が魅力的ですね。
もう一つのピンクダイヤモンドは、ダイヤの結晶格子に孤立した窒素と空孔が結合した欠陥によってピンク系の色になると言われています。
Ⅰ型とⅡa型のピンク系ダイヤの色目は結構違います。ただし似たような色目も一部ありますので一概には言えません。南アフリカ産に多いⅡa型のピンクは桜色の淡いピンク色と大粒のダイヤモンドが産出されます。。
それと全世界のピンクダイヤモンドの約95%を算出していたオーストラリアのアーガイル鉱山が2020年に閉山が決定しています。
そのためピンクダイヤの値上がりが顕著ですが、少しでもお安く皆様にご提供できるよう努力しております。
グリーン系ダイヤモンドの色起因
ダイヤモンドの原石が偶然に自然界の放射性鉱物の近くにあったために長い間照射を受け続け、その照射エネルギーによって、電子やイオンが結晶格子の本来の場所から飛ばされたために起こった欠陥によってグリーン系の色になります。淡いブルーグリーンやイエローグリーンが多く純色のグリーンは稀です。
また、原石がグリーンでもカットすると透明になってしまうこともよくあります。
つまり原石の表面だけに色がついている場合が多いのです。
カラーダイヤモンドの中でも珍しくなかなか出会うことがありません。
ダイヤモンドは透明だけではないのです。イエローダイヤって何? 原因は?
カラーダイヤモンドのお話をする前に皆様に知っておいていただきたいことがあります。
それは、ダイヤモンドの原石の種類についてです。
これを知っていただくと他の色のお話でも理解度が増します。少しだけ難しいかもしれませんがご理解ください。
ダイヤモンドには大まかに分けて2タイプあり、Ⅰ型とⅡ型があります。
原子レベルで窒素を含むダイヤモンドがⅠ型で、窒素を含まないダイヤがⅡ型と言われています。
そのⅠ型Ⅱ型にそれぞれa型とb型が存在します。
本当は一部変種の特徴を示すものとかもありますが、お話が複雑になりますのでやめておきます。
天然ダイヤモンドのほとんどはⅠ型で全体の97~98%がこのⅠ型と言われています。
なぜほとんどⅠ型なのか?と言いますと、窒素は地球 のほぼどこにでも存在するものでダイヤの原石が成長する時に取り込まれて原石が成長するからです。
そして窒素の含有量によって黄色が濃くなったり、薄くなったりするのです。
そのためイエローダイヤは濃いイエローから無色に近いイエローまで幅広く存在しています。
カラーダイヤの中でイエロー系の色をよく見かけるのはこのためです。
イエローの色原因はダイヤモンドを構成する炭素原子にこの不純物である窒素原子が入り込むことによっておこります。
窒素原子はダイヤモンドの結晶格子の中で、一部の炭素原子と置換しています。
図のように炭素原子は4本の手がありつながっています。
一方窒素原子は5本の手があり1本手が余ってしまします。
この欠陥が青から紫の光を吸収するためにイエローに見えます。
色相表を見ていただくとわかりやすいですが、イエローからまっすぐ線を引いてもらったところの光を吸収します。
つまり青から紫の光を吸収するのです。
その結果イエローに見えるという事です。
天然イエローダイヤで注意すべき点
イエローダイヤモンドはカラーダイヤモンドの中では比較的見る機会が多い色かもしれませんが、注意すべき点がありますのでご紹介しましょう。
イエローダイヤモンドは他の色のカラーダイヤモンドと少し違う点があります。
「Faint Yellow」「Very Light Yellow」「Light Yellow」のグレードのダイヤモンドはファンシーカラーダイヤモンドとしては扱われません。
イエローの場合、なんでもファンシーカラーダイヤモンドになるとは限らないのです。
「Faint Yellow」は、KからMカラー。
「Very Light Yellow」は、NからRカラー。
「Light Yellow」は、SからZカラーに当てはまります。
ダイヤモンドグレーディングレポートにUNDER NとかUNDER Sとかカラー表記されるのはこのためです。
つまり最後のZカラーより濃い色から初めて「Fancy Yellow Diamond」、それよりも濃いイエローで明るい彩度になると「Fancy Intense Yellow Diamond」、それよりも濃い色で明るい彩度の最上級カラーが「Fancy Vivid Yellow Diamond」となり、Dカラーダイヤモンドよりも高価になる場合もよくあります。
LucioleおよびLuciole Bridalでは、最上級クラスの「Fancy Intense Yellow Diamond」と「Fancy Vivid Yellow」のみを取り扱っています。実際に見て美しい場合「Fancy Deep Yellow」も扱う事があります。
しかし、「Luciole」では、Fancy Yellow、やFancy Dark Yellowはお取り扱いしたことがありません。
長年カラーダイヤモンドを専門で取り扱っていましたので、実際に見て美しい色目のカラーダイヤモンドを厳選して取り扱っています。
また、独自ルートでお求めやすいお値段でご提供させていただいております。
ブルー系ダイヤモンドは心身をリラックスさせ平常心に
ブルー色は興奮を鎮めて、感情を抑える色と言われています。ブルーの効果を取り入れると、心身が落ち着き冷静に物事を判断することができるようになります。
これは、ブルーの光が「副交感神経」を刺激して、呼吸もゆっくりと深くなり、落ち着くためと考えられます。
ブルー色は集中力が持続するので、頭脳労働の場所や作業で使うと効果的です。
ブルー系ダイヤモンドは集中力を乱さず持続し、冷静な判断力で集中して仕事をすすめることができるようになるでしょう。
また、ブルー色は誠実さを感じさせる色なので、1対1のコミュニケーションをスムーズにする効果があります。
グリーンダイヤモンドの緑は落ち着いた安らぎ色
グリーン色は暖色でも寒色でもない「中間色」で、最も刺激の少ない色です。
人が見える色『可視光線』の中心あたりに位置し、リラックスさせる効果があり心身のバランスを整えてくれます。
また、刺激の少ないグリーン色は安心感を与え、平和と自然をイメージさせることで自然がもつ癒しの効果をもたらします。
また、成長と健康をイメージさせる色でもあり、落着きと安らぎをもたらす効果があります。
グリーン系のダイヤモンドを付けることにより、いつでも平常心と落ち着きをもって物事に取り組むことが出来るでしょう。
ピンクダイヤモンドは幸せの色
ピンク色は、見た目通りやさしい色で、思いやりや幸せ、恋愛を象徴する色で、多くの女性が大好きな色の一つです。
恋をしているときや、すべてうまくいき充実しているとき、ピンクが気になります。
輝くピンクダイヤモンドの色は、あなたの体と心を若返らせて、人を思いやるやさしさを与えてくれる幸せの色なのです。
不安を取り除いてくれるオレンジ色のカラーダイヤモンド
オレンジ色は黄色と赤色が混りあった色で、火や太陽のような陽気で温かく、高揚感を出してくれる前向きな色です。
オレンジは、色は食欲を促す効果があるので、調子が悪くて食欲がない日は、オレンジ色のカラーダイヤモンドを見るといいでしょう。
オレンジダイヤモンドを付けて食事をすると、より楽しくなりますよ。
オレンジ色のあたたかい光は、プレッシャーや恐怖心による不安を取り去ってくれる効果があります。
心が乱れている時や不安で押しつぶされそうな時は、オレンジ色のダイヤモンドを見れば、心身の落ち着きを取り戻すことが出来るでしょう。