Vol3 そもそもなぜルシオールブライダルが天然カラーダイヤモンド婚約指輪を始めたのか?
Vol2でご説明した通り天然カラーダイヤモンドはそれほど無いのです。
これこそ「宝石」→「宝の石」って思いませんか?
これだけ希少な物なので、「Luciole Bridal Conpeito」は、すべて1点モノです。
そのためカタログがありません。
カタログでこれと同じものを注文とはいかないのです。カタログがあるということは
同じ物をいくらでもお作り出来るということです。
またいつでもあるわけではありません。売り切れたら当分入ってこない色のダイヤもあります。
ですから買えた人は本当にラッキーですよ。
同業者のブライダル専門ショップのオーナーさんにも言われました。
皆さんも一度天然カラーダイヤモンド婚約指輪を見に来られませんか?きっと驚かれることと思います。
4Cを超越したダイヤモンドの美しさを。見た人はきっと欲しい!って思うかもしれません。
地球が色を付けてくれたダイヤモンドの素晴らしさをご覧ください。
Vol2 そもそもなぜルシオールブライダルが天然カラーダイヤモンド婚約指輪を始めたのか?
実はLucioleには「Luciole Bridal」と「Luciole」がありまして
天然カラーダイヤモンドの婚約指輪とそれ以外すべてのジュエリーに分かれています。
私は2009年からLucioleブランドを立ち上げて一貫して美しい天然カラーダイヤモンドを
扱ってきました。当時天然カラーダイヤモンドはほとんど認知されておらずそんなに売れませんでした。
しかし今は天然カラーダイヤモンドの人気はすさまじいものがあります。
じゃあたくさん売れるのか? いえ、売りたくても無いんです。本当に無いんです。
皆さんが思ってるよりもっともっと無いんです。
ですから大手でも大量に調達できない。→大量販売出来ない。→おまけに高い。→売れない。
となるわけで、普通の透明なラウンドのダイヤを4Cで売ってる方が会社的に良いわけです。
弊社は昔から美しい天然カラーダイヤモンドを専門で取り扱ってきた会社です。
天然カラーダイヤモンドが得意分野なのです。
独自ルートも開拓し様々な天然カラーダイヤモンドが入荷しています。
これもご存知ないと思いますが、宝石の中で一番たくさんの色が採掘される宝石は
実はダイヤモンドなのです。
でもどれほど無いかと言いますと、皆さんが買われる透明なダイヤモンドを100とすると、
すべての天然カラーダイヤモンドの色を足して比較しても100対0.05%以下なのです。
その0.05%の中には美しくない色ももちろん入っています。そこから美しい天然カラーダイヤモンドを選別して
1点モノを製作しているのが「Luciole Bridal」であり「Luciole」なのです。
vol3へ続く
Vol1 そもそもなぜルシオールブライダルが天然カラーダイヤモンド婚約指輪を始めたのか?
今のブライダル市場を見ていると一つの流れが出来ていてその流れでどこも同じ売り方をしています。
その根本は何かというと 【いかに効率よく大量に販売するか】 これに尽きます。
これってお客様の方を向いているのではなく会社の都合なんですね。
そもそも宝石って「宝の石」って書くんです。
毎年70万組前後が結婚されて婚約指輪を買われるんですが(買わない人もいますけど)
買おうと思ったらいつでもどこでも買えるんです。これって本当に希少なのか??
と私は思ってしまったわけで、それなら大手ほど手が出しにくく大量生産することも出来ず、
ダイヤモンドの4Cで比べることもできないもっともっと希少なダイヤモンドで
世界で一人だけの彼女を喜ばせたいって思ったのです。
そこで立ち上げたのが『美しい天然カラーダイヤモンド』をメインのダイヤに使った
1点モノの婚約指輪「Luciole Bridal Conpeito」だったのです。
続きはvol2で
透明なダイヤとカラーダイヤの見方の違い
皆さんがよくご存知の透明なダイヤは、ダイヤモンドの4Cで比べて買われる方が多いと思います。
CUT、COLOR、CLARITY、CARAT、ですね。
しかし、天然カラーダイヤモンドは見方が違います。
一番大事なのはCOLORなのです。
基本的には濃くて明るい色、グレードで表記するとIntense、Vividなどになります。それと純色が高価になる傾向があります。
しかし、透明なダイヤと違って色には幅があり、純色ではなくさまざまな色が混ざることもよくあります。さらに色がそんなに濃くなくても美しい色もあり、透明なダイヤよりはるかに見極めるのが難しいのがカラーダイヤモンドです。
そして希少性も透明なダイヤとは比べようもないほど希少で、すべての色を集めても、宝石品質ダイヤモンドの0.05%以下しか存在しないと言われています。
普通の宝石店に行っても天然カラーダイヤモンドを見る機会がほとんどないのはこのためです。
そのためカラーダイヤモンドはたくさん石を見ていないと、美しい色目がわからないのです。
例えばピンクダイヤモンドと言っても、ほんの一例ですがカラーをあげると、Pink、Brownish Pink、Orangy Pink、Purplish Pink、などがあり(他にもまだまだあります)、これにFaint、Very Light、Light、Fancy Light、Fancy、Fancy Dark、Fancy Deep、Fancy Intense、Fancy Vivid、などが色の明度と彩度によってグレードが変わってくるのです。
Luciole、Luciole Bridalが、他のブランドと大きく違う所はこの希少な天然カラーダイヤモンドを専門に長年取り扱ってきたブランドであるという事です。
色別にさまざまなノウハウを持っていますし、美しい色目を知っています。
そして価格変動も常に調べています。
カラーダイヤは実際に実物を見続けて、美しさがわかる人が石選びをしてるか、そうでないかで全然ちがいます。透明なダイヤのように横並びではないのです。
Luciole、Luciole Bridalは、すべてダイヤを実際に見て、比べて、選別し、美しい天然カラーダイヤモンドを皆様にお届けしています。
美しい天然カラーダイヤモンドを手に入れる極意は、「いくらで買うかではなく、誰から、どこから手に入れるか」が重要なのです。
そしてお買い求めいただいた天然カラーダイヤモンドを大切にお使いいただき、次の世代の子供たちへ受け継いでください。
その時には天然カラーダイヤモンドの凄さが、世界中でさらに認められていることでしょう。
グリーンイエローダイヤモンド、イエローグリーンダイヤモンド
この色のダイヤモンドは、天然カラーダイヤモンドの中でも非常に魅力的で、一度この色を見ると頭から離れなくなるほど魅力的なダイヤモンドです。
私がカラーダイヤモンドにハマってしまったのもこのダイヤモンドに出会ったからです。
初めてこのダイヤモンドを見たときホタルが求愛で光っている色に見えました。
そこで「Luciole」という名前を付けたのです。(商標登録済)
ルシオールとはフランス語で「ホタル」と言う意味です。
話がそれましたが、このダイヤの色原因は蛍光性です。
グリーントランスミッターとも呼ばれていますが、ダイヤの地色に太陽光などに当たるとすさまじい蛍光色が出てとても幻想的なダイヤモンドになるのです。
暗い部屋で見ると蛍光色が出ないので全く違うダイヤモンドに見えるくらい大人しいダイヤに見えます。
産地は、ベネズエラ、コートジボワールの2か所のみです。
一つだけ注意することがあります。このダイヤに似たダイヤでHPHT(高温高圧)処理したダイヤが一時出回りました。アップルグリーンダイヤと言う名前で出ていました。このダイヤは処理石ですので手を出さない方がよろしいかと思います。
バイオレットカラーダイヤモンドの色起因
バイオレットカラーのダイヤモンドはなぜかブルーダイヤモンドの一つとして色分けされることが多いのですが、純色のブルーダイヤモンドとは全く異なります。別物のダイヤモンドです。そしてこのダイヤモンドはオーストラリアのアーガイル鉱山でしか産出しません。この鉱山はピンクダイヤモンドでも有名ですが、2020年に閉山が決定しています。もうあとわずかでバイオレットカラーダイヤモンドの産出は無くなってしまうのです。
このダイヤは水素(ハイドロゲン)が多く含まれていることから、ハオドロゲンリッチと言われています。
このダイヤも非常に希少で大粒のダイヤモンドは産出されません。
オレンジ系ダイヤモンドの色起因
基本的にイエローダイヤモンド同じです。
オレンジ系ダイヤモンドについて一つだけ覚えておいていただきたい事は、純色のオレンジダイヤはほとんど存在しないという事です。
ほとんどはオレンジとイエローの混ざった色になります。
一般の方にはわかりづらい色なのですが、オレンジイエローとイエローオレンジでは値段が違ってきます。オレンジ色が強い方が値段が上がって来るのです。
これは美しさと言うよりは希少価値の問題です。美しさの問題ではありません。
ダイヤモンド原石の種類
ダイヤモンドのタイプは簡単に覚えていただくのであれば、Ⅰ型は窒素を含むダイヤモンド、Ⅱ型は窒素を含まないダイヤモンドとして覚えていただくと簡単です。
少し詳しく書くと下記のようになります。
Ia型:不純元素として窒素が入り、2個以上の窒素原子が集合体を作っているもの。無色から黄色系の大抵の天然ダイヤモンドがこのタイプに属します。
Ib型:不純元素として窒素が入り、単原子の状態で窒素原子が存在しているもの。ファンシーインテンス・イエローなどの濃い黄色系のダイヤモンドを生み出します。
IIa型:窒素やホウ素などの不純元素を含まない純粋なダイヤモンドとなります。つまり、カラーレスのダイヤモンドです。天然ダイヤモンドなら希少性が高いタイプです。
IIb型:不純元素としてホウ素を含むため、ファンシーブルーを生むタイプです。天然なら最高ランクになるくらい珍しく非常に高額なダイヤモンドになります。